「コンディショニング研究会」が結成されました。オリンピック強化委員も務めておられる、杉田正明先生(三重大学教授)を中心に有志の先生方やが集まり、ティップネス、読売新聞、日本テレビなど企業の協賛も頂き無事に船出することができました。
この研究会は、コンディショニングについての普及啓蒙活動を目的としています。初回のミーティングが3月上旬に開催され、公式サイトも本日3月15日に公開されています。 コンディショニングという言葉には馴染みがない方も多いと思います。一言で言うと、アスリートが最大のパフォーマンスを発揮するために行っている身体管理の方法です。身体を強化するトレーニングに対して、ケアーするコンディショニングと言っても良いかもしれません。
昨年のリオで行われたオリンピックでは、移動に際しての細かなコンディショニング情報が日本オリンピック委員会(JOC)から各選手に付与されていました。この中には、食事の内容から飛行機内での過ごし方、時差ぼけ対策や感染症予防についてなど、様々な領域についての具体的なコンディショニングの方法が記載されています。
コンディショニング研究会では、こうした貴重な情報が、アスリートだけでなく一般の人にとっても大いに価値のあるものであると考え、コンディショニング情報を随時発信して行くことを計画しています。
抗加齢医療が行っている診療内容もこのコンディショニングに共通する部分が数多くあります。食事、運動、メンタルといった日常生活における基本的な要素は、トップアスリートが日常の生活で実践しているコンディショニング内容と同じものと言えます。 最先端の科学によって裏付けされたコンディショニング情報が、一般の方々の健康作りにとっても大いに役立つことが期待できます。当会からの今後の情報発信にご期待ください。