８月１４日（月）よる８時からTBSで放映予定の番組「生命38億年スペシャル 人間とは何だ？」に出演します。
本番組の企画の一つとして糖質制限ダイエットを取り上げています。糖質摂取量を１日あたり150gに制限し、1ヶ月間続けた場合、体重や脂肪量がどのように変化するかを調べる企画です。ボランティア被験者の検査を行う医療機関として当院がお手伝いし、結果についてのコメントを私が述べています。
通常の場合、１日の糖質摂取量は200~250gと言われていますので、150gは比較的マイルドな糖質制限です。ご飯茶碗１杯が糖質量として約50gですので、糖質摂取を150gに抑えるためには、朝昼に茶碗１杯のご飯を食べて、夜はオカズだけになります。
今回の企画では、被験者が食べた内容を写真で記録し、これを管理栄養士が確認する形で糖質摂取量の確認を行なっています。 その結果は予想以上のものでした。是非とも番組をご覧ください。
被験者からは、普段いかに糖質を摂りすぎていたのかよくわかったという感想も寄せられていました。過ぎたるは及ばざるが如し。糖質は我々が生きてゆく上では欠かすことのできない栄養素ですが、摂り過ぎはいうまでもなく健康を害するリスクになります。
痩せるには運動が良いのか、食事の内容に気をつけるのが良いのか。外来でよく尋ねられる質問です。運動は痩せるための優れた手段ですが、多くの方にとっては長続きしない習慣でもあります。短期間で痩せる場合には運動も必要ですが、長期的に体型を維持したい場合には、食事内容に気をつけた方が良策というのが私の結論です。「リバウンドしない体重コントロールをしたい」と考えている方には、是非ともご覧いただきたい番組です。
