内臓脂肪を減らすには、摂取カロリーよりも消費カロリーを大きくすることがポイントです。好きなだけ食べてしかも痩せたいということは、例外をのぞいて不可能と考えてください。
TBSのダイエット企画では、糖質摂取量を150gに制限しただけで、わずか1ヶ月間で約3kgの体重減少がありました。CT検査でも内臓脂肪が大幅に減少していることが確認されています。
参加者の方には、普段300~400gの糖質を摂取していた方もおられました。ということは1日あたり150gの糖質、すなわち600 kcalの制限をしたことになります。1ヶ月にすると18,000 kcalという膨大な数字のカロリー制限につながったわけです。
脂肪を減らすためには、摂取する糖質量を減らすことは絶対条件です。しかし糖質制限をしても痩せないという方が稀にいらっしゃいます。今回の試験でも13名中の1名の方では大きな変化が現れませんでした。こうした方では、ビタミンB不足を疑ってください。
糖質摂取量が多い現代人では慢性的にビタミンB不足に陥っている方が多くいらっしゃいます。ビタミンB、特にB2,B3がないと脂肪を燃焼させることができません。減量時にビタミンを摂取すると効果的である理由がここにあります。
内臓脂肪を減らす今一つの裏技が、ポリフェノールを積極的に補充することです。日本茶に含まれるカテキンもポリフェノールの一種ですが、こうした成分には内臓脂肪を減らす働きがあることが知られています。
必要以上の糖質を食べないこと。ビタミン類をきっちりと補充すること。そして野菜などに多く含まれるポリフェノールを摂ることで内臓脂肪のコントロールが可能です。