ウォーキングとストレッチ

日経Goodayの3連載も今回で終わりです。男性ホルモン、食事、そして3回目のテーマは運動です。

うだるような暑さでは運動する気にもならないと思いますが、クーラーの効いた部屋で一日中ソファに座り、テレビを見ているような生活は、夏バテの原因にもなります。適度な運動で汗を流すことも重要です。

運動には、有酸素運動、ストレッチ、筋力運動の3つがあります。この3種の運動をバランスよく組み立てることが理想ですが、なかなかできないという方には、有酸素運動としてのウォーキングとストレッチをオススメします。

ポイントはやりすぎないこと。経営者によく見られる、いわゆるAタイプ人間の方には、運動がだんだんエスカレートするケースが見られます。ハーフマラソン、フルマラソンくらいまでは良いのですが、気がついたら24時間耐久マラソンまで行ってしまう方もおられます。過度な運動は、十二分にケアーをしないとかえって体調を壊す原因にもなりかねません。

フルマラソン参加者で調べられたデータでは、マラソン終了後2週間目に免疫力が大きく低下することが知られています。 どの程度の運動が、自分にあった運動量なのか? 見極める一つの方法が、心拍数です。60歳以降の方では心拍数が毎分110~120回くらいになる運動が適切です。

近年の研究では、だらだら長時間運動するよりも1分間頑張り、4分間休むを繰り返す、インターバルトレーニングでも十分な効果があることが報告されています。これでしたら、忙しい現代人にもできそうな運動時間になりそうです。

ストレッチはとても重要です。このブログでもご紹介しましたが、筋膜を伸ばすことは姿勢をよくするだけでなく、免疫力の向上に繋がります。知人の菊池和子先生きくち体操創始者)は、80歳という年齢を感じさせないピット伸びた姿勢を維持されていらっしゃいます。そのためには、日々のストレッチが重要であるということです。

菊池先生は本日の夜、テレビ出演されますので、お元気なお姿を是非ご覧ください。デスクワークが多い方は意識的に姿勢矯正をしていないと、だんだんと猫背がひどくなってしまうものです。意識的に席を立ったり、歩いたりしながら姿勢の矯正に努めましょう。

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