玉ネギ&ニンニクで乳がん予防

玉ネギとニンニクをよく食べる習慣は、肺がん、前立腺がん、胃がんの予防になることが報告されています。今回発表された最新の論文では、乳がんの予防にもなる可能性が指摘されています。

この研究は米国のプエルトリコ大学が中心となり、乳がんの発症率と食生活との関係について調べています。年齢30~79歳の約300名の乳がん患者と、がんに罹患したことのない対象者とを比較した結果、玉ネギとニンニクを頻繁に食べる群では、食べない群と比較して乳がんになるリスクが51%にまで減少していました。

プエルトリコ料理の定番であるソフリート(Sofrito)には玉ネギやニンニクが多く含まれています。またこの国では欧米諸国と比べて、玉ネギとニンニクを食べる頻度が高いと言われています。プエルトリコの乳がん発症率が欧米諸国よりも低いことの原因として、これらの食材の摂取量が関与している可能性があります。

玉ネギとニンニクには、植物由来のフラボノイドだけでなく、硫黄成分が含まれます。硫黄は抗酸化作用や解毒に働く重要なミネラルですので、免疫能力を維持、向上させて発がん率を抑制できた可能性が指摘されています。 季節の変わり目です、玉ネギとニンニクを積極的に食べて免疫力をアップさせましょう。

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