年末年始の健康管理

今年も残すところほぼ1週間となりました。何かと忙しい毎日だと思いますが、風邪など引かずに乗り切りたいものです。世界的に見ても、ホリデーシーズンと呼ばれるこの時期は、心臓血管疾患が増える時期でもあります。楽しいイベントが続く方も多いと思いますが、健康面には最も気をつけたい季節です。年末恒例、押さえるポイントを5つにまとめました。ご参考になれば幸いです。

1 家庭で食事をする時間を確保する。 忘年会、新年会などで外食機会が増える時期ですが、外食では、塩分摂取量が増えるなど、健康リスクも増えてしまいます。できるだけ家庭料理を食べる機会を確保することは、肉体面、心理面でもストレスを軽減してくれます。

2 体重を維持するように心がける。減量には向かない時期。 食べ過ぎ、飲み過ぎが気になる季節です。寒い冬の時期は、体は脂肪を蓄積しようとしますので、減量には向いていません。体重は現状維持でOKです。適度な運動も取り入れてください。

3 十分な睡眠時間を確保する。6〜8時間はとりたいもの。 睡眠時間の不足は免疫力低下につながり、風邪をひきやすくなります。理想の睡眠時間は7時間とされていますが、最低でも6時間は確保したいものです。

4 やることリストを制限。ゆとりあるスケジュールを。 あれもこれもとやりすぎることは、ストレスを増大させる結果につながります。この時期だからこそ、ゆとりのあるスケジュール設定を。Less is more.  です。

5 ビタミンDを補充する。できれば1日5000IUを目安に。 日照時間が年間で最も短くなるのがこの時期です。ということは、ビタミンDの血中濃度が一番下がるのもこの季節です。インフルエンザの流行時期とビタミンDの血中濃度が下がる時期が一致していることも指摘されています。今年はビタミンDに消化器系のガンの予防効果があることが報告されました。この時期こそ、ビタミンD補充を忘れずに行いましょう。

おまけ お酒にまつわる名言:
「1杯の酒は、健康のため、2杯は快楽のため、3杯は放縦のため、4杯は狂気のため」
アナカルシス(ギリシャ時代の哲学者、七賢人の一人)

良き新年をお迎えください。

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