チョコレートと言えばスイス。しかしカカオ豆の取れないスイスでなぜ美味しいチョコレートが作られるようになったのか、スイスの知人に尋ねたところ、チョコレートはかつては高級品で医薬品として使われていたようです。
さらに歴史を遡るとチョコレートの起源はマヤ文明にまでたどり着きます。マヤの人々は、カカオ豆から作った飲み物を「神の食品」と呼び珍重していたようです。西欧人で初めてカカオ豆と接触したのは、おそらくコロンブスであったと言われています。
その後16世紀初頭に、スペイン王国へ渡り、徐々にヨーロッパに広まったようです。 カカオ豆を原料とするチョコレートには、様々な薬効があることも近年の研究で明らかにされています。チョコレートに含まれるポリフェノールには強い抗酸化作用があることから、健康志向の強い最近では、高カカオ含有のチョコレートがコンビニでも買える時代になりました。
またチョコレートはマグネシウムを多く含む代表的な食品の一つです。マグネシウムは現代人に不足しがちな必須ミネラルです。その効用は、心臓血管疾患予防、血圧コントロール、睡眠サポート、便秘予防など様々なものがあります。ストレスがかかるとマグネシウムは尿中に失われやすいので、寒い冬の時期にチョコレートやココアが欲しくなるのは、マグネシウムを補うための反応かもしれません。
美味しいチョコレートを適量食べて、健康増進に役立てましょう。