こちらのブログも年内の最終号となりました。今年１年、ご覧いただきありがとうございました。
今年の11月下旬、出張講演で四日市市を訪れた際に、椿大神社を参拝させていただきました。伊勢国一宮、猿田彦神社の総本社と言われるだけのことはある、それはそれは立派な神社でした。パナソニックの創設者である松下幸之助さんとも縁が深い神社のようで、ゆかりの社や、松下さんが寄贈された立派な茶室もあり、日本文化の粋を堪能できる神社でした。
山本行恭宮司のお話を伺う機会があり、「人間は自ら気付かぬうちに罪をおかしてしまっているものだ」という言葉が、心に残りました。その罪穢れを神社の神様に払って頂くことが大切であるということです。確かに我々は日々の食生活でも多くの命を頂いています。そのことに気付かず感謝できないことは、大きな罪穢れに繋がるものかもしれません。
年末に神社を参拝することは、その一年の穢れを祓っていただくための大祓と言われます。新年を迎えるために家の大掃除をするように、目に見えぬ罪穢れを取り除くことは、日本人が古くから持っている掛け替えのない習慣です。来たる新年が、皆様にとりまして素晴らしい一年であることを心より祈念申し上げます。
