11月19日(日曜日)、満尾正が主催する、第19回キレーションセミナー応用編が恵比寿で開催されました。当日の講演内容は下記のようなものでした。
國原先生からは、最先端の心臓外科手術の内容が提示されました。人工弁、生体弁、弁形成術のそれぞれのメリットや、デメリットについて大変わかりやすくご説明いただきました。また近年増えている、大動脈解離についても言及され、生活習慣のコントロールによる予防が極めて重要であることを強調されておられました。國原先生は北海道大学医学部スキー部の後輩にあたり、ご多用の中を無理を言って今回のセミナーを手伝っていただきました。心から感謝いたします。
第2席の坪田先生については、こちらのブログでも度々ご紹介させていただいているように、キレーション治療を日本に紹介されたパイオニアの先生です。慶應大学医学部の眼科学教授を定年退官されたあとは、ご自身が責任者を務める株式会社坪田ラボを牽引されて、上場会社にまで育てられています。今回もリバースエイジングという抗加齢医療を超えた、まさに若返り医療の可能性についてのお話がありました。また坪田先生ご自身が開発された、オリジナル製品についてのご紹介も実に興味深いものでした。坪田先生の最新刊、「Go Out 飛び出す人だけが成功する時代」もおすすめです。
再生医療の話題も花盛りですが、どれを信じて良いのか迷っておられる方も多いのが現状です。岩畔先生は30年ほど前から心臓病の遺伝子治療などに携わっている、再生治療のパイオニア的存在です。再生医療には、自分自身の幹細胞を利用する自家移植と他者の幹細胞を利用する他家移植がありますが、その安全性については十分に検討する必要性がありそうです。
メラトニンは睡眠時に脳内の松果体から分泌されるホルモンですが、その働きは睡眠誘導だけでなく、強い抗酸化作用など実に多岐に渡るものであることが知られています。この点をわかりやすくご説明された服部先生のお話は、メラトニンの可能性を再確認できる実に興味深いものでした。メラトニンは、骨粗鬆症対策、糖尿病対策、疼痛対策など加齢に伴う健康管理の上では欠かすことのできない働きを担うものとして、ますます脚光を浴びると思います。