リチウムと健康

リチウムは、電池の素材として知られていますが、人間の健康にとっても重要な働きをしています。リチウムを多く含む鉱泉は2000年以上前から、癒しの湯として活用されてきました。米国のジョージア州にあるリチア鉱泉は、多くの著名人が保養に訪れた場所であり、現在でも飲用水として活用されています。

大分大学の研究によれば、飲料水中のリチウム濃度が高いほど、犯罪率や自殺率が下がるという報告があります。これは、米国でも同様のことが報告されており、微量のリチウムが人間の脳に与える影響についてのメカニズムも解明されつつあります。

炭酸リチウムという医薬品は、躁うつ病の治療として19世紀から利用されています。しかし医薬品の場合は、1日服用量が500〜1500mgという比較的大量であるため、副作用の発現に注意が必要となります。

しかし、近年注目されているリチウムの効用は、1日あたり1~5mg程度という、医薬品の100分の1の容量でも健康増進効果があるということです。心臓血管疾患、発がん予防、筋肉骨格系老化対策、肥満や糖尿病予防、アルツハイマー病予防、慢性炎症予防など、抗加齢医療にとってはいずれもありがたい効果が期待されています。

それではどのようにして微量なリチウムを補充するのか。食品では、カタクチイワシのような小魚が高濃度のリチウムを食品の代表格です。飲用水では、石灰岩系の湧水に多く含まれている可能性がありますが、水質検査基準の項目にリチウムが含まれないために、どの水にリチウムが多く含まれるかははっきりとしていません。

3月3日(日曜日)にリチウムについての無料セミナー(主催:セリスタ株式会社)を行います。皆様のご参加をお待ちしております。参加登録はこちらより可能です。

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