パイナップルの効用

南洋の島でとれる美味しい果物の代表は何と言ってもパイナップルです。あの甘酸っぱい果物には、美味しさだけでなく、多くの効用があることが知られています。

約150gのパイナップルには、糖質10gのほかビタミンC 500mg、カリウム120mgなど様々な栄養素が含まれています。 フィリピンで行われた研究では、缶詰のパイナップルを食べた子供たちでは、免疫力が向上しウィルス感染に罹患する率が大幅に現象したことが確認されています。

この原因は、パイナップルに含まれるビタミンCやカリウムなどの栄養素が、免疫力増進に働いたものと考えられています。 パイナップルに含まれるマンガンも重要なミネラルです。ライナスポーリング研究所によれば、閉経後の女性の骨粗鬆症予防にマンガンが有効であるとされています。夏は汗を掻くことで、マグネシウムやカリウムなどのミネラルが失われやすい季節です。パイナップルはミネラル補給の目的にも有効です。

パイナップルには、ブロメラインと呼ばれるタンパク分解酵素が含まれていることが大きな特徴です。ブロメラインには消化を助ける働きがあるだけでなく、抗炎症作用や抗がん作用などがあることが注目されています。風邪のひきはじめにパイナップルジュースを取ることは、咽頭部の炎症を和らげてくれる働きがあります。パイナップルを上手に利用して残暑を乗り切りましょう。

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