次のようなライフスタイルを継続されている方では、ビタミンDが不足している可能性が大です。
1. 屋外で活動する時間が少ない。
2. 外出時、紫外線対策を十分に行なっている。
3. 鮭や青魚を食べる機会が少ない。
4. ビタミンDを含むサプリメントを摂取していない。
また、次のような場合でもビタミンD欠乏が起きている可能性が高いと考えられます。
1. 母乳栄養で育てられている乳児
2. 妊産婦
3. 60歳以上の高齢者
4. 肥満傾向にある方
これらの条件に当てはまる方は、医療機関にて血液中ビタミンD濃度を測定してもらってください。
日本人の平均値は、25(OH)D3濃度で 20~25 ng/ml 程度ですが、
至適濃度は、40 ng/ml以上と考えられています。
2007年にマイケル・ホーリック医師が、「現代人にはビタミンDが不足している」と述べてから早くも10年以上がたちます。 ビタミンDは、小児から高齢者まで、性別を問わず健康維持のために必須の栄養素です。
ビタミンという呼称がつけられていますが、科学的にはホルモンの働きをしています。その働きは、骨の健康だけでなく、免疫力増強、脳神経機能の維持、心臓血管疾患予防、糖尿病予防など、ほぼ全ての生理学的な働きに影響を与えています。
ビタミンDを補給するためには、紫外線に十分当たること、魚肉を食べることが必要です。しかしこれらは現代人に不足しがちなものです。その結果、我々現代人は、慢性的なビタミンD不足に陥ってしまっています。 日照時間の短くなるこの時期からビタミンDを補充しておくことが、元気に冬を乗り切る大切な手段です。
健康増進のためには、1日あたり2000〜5000 IU (50〜125 μg)のビタミンD3を摂取されることをお勧めします。