マグネシウムで「うつ」の予防を

マグネシウムが健康維持に欠かすことのできないミネラルであることは、こちらのブログでも度々お伝えしています。特に暑い夏は、汗と一緒にマグネシウムが失われてしまう機会も増えてしまうので積極的な補充が必要です。

一方では、COVID-19による外出自粛要請により、メンタルがうつ傾向になりやすいことも指摘されています。こうした症状にもマグネシウムが有効である可能性が報告されています。この研究では、中等度のうつ症状を呈する126名の成人(平均年齢52歳、男性38%)を対象に、6週間に渡り、1日あたり248mgのマグネシウムを摂取してもらい、マグネシウムを服用しない6週間との症状の比較を行っています。

その結果、マグネシウムを服用していた期間の方がうつ症状の軽減が見られただけでなく、被験者の61%が治験終了後も引き続きマグネシウムを摂取し続けたいという希望を示しました。もちろん顕著な副作用もなく、症状の改善はマグネシウム服用後2週間後くらいから確認されたということでした。

マグネシウムは、現代人の食生活で不足しやすいミネラルの代表の一つです。食品では緑の野菜に多く含まれますが、色の薄い葉物野菜にはさほど含まれていません。成人の場合、1日あたり200~300mgのマグネシウムを接種する必要があるとされていますが、ストレスがかかった場合には、マグネシウムが失われやすくなるため、この推奨量では不十分と考えられます。マグネシウムを多く含む食品のリストはこちらをご覧ください。

マグネシウム欠乏か否かを自己診断する簡単な方法があります。それは、足の筋肉をつることがあるかないかです。頻繁に足の筋肉がつれる方は間違いなくマグネシウム不足です。そのほかによく遭遇するマグネシウム欠乏の症状は下図のようなものです。マグネシウムを補充して猛暑を乗り切りましょう。

マグネシウム欠乏によって起こる様々な症状
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次