秋に、出雲大社に参拝することができました。記憶が正しければ、ほぼ50年ぶりの参拝です。その当時も感じたのですが、稲佐の浜に立つと、なんとも言えない懐かしい不思議な思いを感じました。国産み神話にあるように、この地は日本という国の真の起源があるのかもしれません。
出雲大社のある島根県は、100歳長寿者の人数が日本一多い県として知られています。その理由について医学的な検証がされているわけではないのですが、通説によれば、島根県在住の方がよく摂る食材にあるのではないかと言われています。それは、シジミとエゴマです。
汽水湖である宍道湖は日本有数のシジミの産地です。シジミにはビタミンB12やアミノ酸のタウリン、オルニチンなどが豊富に含まれています。これらはどれも健康増進効果の高い栄養素であり、日常食として活用できることは、健康長寿者を生むに相応しい環境です。
エゴマは必須脂肪酸である、オメガ3脂肪酸を多く含む食材として知られ、近年ではドレッシング類などの材料としてスーパーなどでも手軽に購入できるようになりました。オメガ3脂肪酸は、抗炎症作用があり、加齢に伴う様々な障害を軽減してくれる貴重な栄養成分です。魚嫌いの方にとっては、貴重なオメガ3脂肪酸の供給源でもあります。
様々な出来事のあった2023年でした。この一年、本ブログにお付き合いいただきありがとうございました。来たる新年が皆様にとりまして、素晴らしい一年でありますよう、心より祈念申し上げます。